うたべびま製作者の依田えみです♫
赤ちゃんのうちから音楽に触れることは、情操教育に良さそう!と感じるママ、パパは多いのではないでしょうか。
- 「頭が良くなるかも」
- 「優しい子になりそう」
- 「リズム感が良くなるかも」
- 「脳科学的にも良いのかも?!」
音楽の効果には色々な期待が生まれてくるかと思います。
それもそのはず!音楽には様々なすばらしい効果があります。
- 心が落ち着く
- やる気を引き出してくれる
- 「幸せ」と感じやすくなる
- 気分転換になる
- 想像力・創造力をあげてくれる
みなさんも悲しい事、苦しい事、辛い事があった時に音楽に励まされた。
一歩踏み出せない時に、音楽に背中を押してもらった。
そんな経験はあるのではないでしょうか?
では赤ちゃんにとっての音楽はどんな効果をもたらしてくれるのでしょう。
私は音楽教育、乳幼児教育の現場で35年以上活動してきた中で、音楽を通して沢山の親子の成長を見てきました。
この記事を読むことで迷うことなく赤ちゃんに聴かせる曲を選べるようになりますよ♫
赤ちゃんに良い音楽の選び方
赤ちゃんと一緒に楽しめる音楽とは?
ずばり、ママやパパが好きな曲、聴いてリラックスできる曲、歌うと幸せになる曲です。
赤ちゃんにとって良い音楽とは、ママやパパが好きな音楽であり、ママやパパが赤ちゃんと「一緒に楽しみたいと思う音楽」なんです。
だから、答えは一つではありません。
皆んな違って良いのです。
皆さんはどんな曲が好きですか?
J-Pop、クラシック、洋楽、アニソン、JAZZ、ロック、演歌、映画音楽、ダンスミュージック、ディズニーなどなど・・
好きなアーティストがいたり、共感出来る歌詞、心躍るメロディやリズム。
その日によって聴きたい曲が違ったり、一緒にいる相手によって歌いたい曲が違ったりもしますね。
そうなんです。
食べ物の好みが違うように、皆んな好みの曲が違うのです。
だから、食べたい物を選ぶように音楽を選べば良いのです。
食べたい物を選ぶように気軽に音楽を選ぼう!
目の前の赤ちゃんを見て、今どんな曲とふれたいですか?
赤ちゃんにとって「良い曲」ではなく、ママやパパが「赤ちゃんと聴きたい曲、楽しみたい曲」は何だろうと考えてください。
赤ちゃんを見ていたら、今まで聴いたことが無いジャンルに興味を持つかもしれませんね。
ママ、パパ自身が今まで聴く機会が無かった子ども向け番組の曲にワクワクしたり、童謡に心が癒されたり、退屈だと思っていたクラシックに感動したり、アイドルにハマったり。
食べ物の好みが年齢や体調などで変わるように、我が子との出会い、成長に合わせてママやパパの音楽の好みが変わる話はよく聞く事です。
ママやパパが好きで、赤ちゃんと楽しみたいと思えばどんな曲でも、きっと赤ちゃんも好きになると思いますよ。
赤ちゃんにとって良い音楽とは、ママやパパが【好きな音楽】。
そして、ママやパパが赤ちゃんと【一緒に楽しみたいと思う音楽】
選ぶ時に気をつけたいポイント
パパやママが選んだ曲でもいくつか気を付けたいポイントがあります。
それは音量です。
まだまだ赤ちゃんの聴覚は未発達。全体的に音量を下げるだけでなく、突然大きな音がする曲、低音ばかりの曲、激しいビートや速すぎる曲も、赤ちゃんはびっくりしたり疲れてしまいます。
こんな曲はNG!
- 突然大きな音がする曲
- 低音ばかりの曲
- 激しいビートや速すぎる曲
好きなアーティストのオルゴールバージョンやゆったりとしたバージョンなどを選んであげたり、無い場合にはママ、パパが歌ってあげたり、ハミングも良いですよ。
以前、割と激しいRock好きなママが『今までは音量を上げてノリノリで聴いてストレス発散していたけれど、赤ちゃんがいるので出来ない。子ども向けの曲は知らないし、、、』と相談を受けました。
「赤ちゃんを抱っこして、お顔を見ながら、ラララで好きなメロディを歌ってみて」
と私はご提案させていただきました。
実際にやってみたら赤ちゃんは良く聴いてくれたそうです。
ママがノリ過ぎると表情で教えてくれて、ちょうど良いノリだと、ママの顔をジーッと見たり、手足を動かして喜んでいるようだと、嬉しそうに話してくれました。
赤ちゃんはママが楽しいと楽しいのです。よく表情をみているとわかりますね。
しばらくしてその方は、今まで聴いたことのないジャンルの曲も、いろいろ聴いてみるようになりました。
「赤ちゃんがどんな曲でどんな反応をするのか、見るのか楽しくて!」
そんな声を聞いて、赤ちゃんと一緒に音楽を楽しむ姿に私も嬉しくなりました。
赤ちゃんは、ママの声が大好きです。
そしてママの声を聞くと安心します。
それは、お腹の中でずーっとママの声を感じていたから。
だから、積極的に歌ったり、ハミングしながらゆらゆらしたり、リズムをとってみましょう。
赤ちゃんもママやパパも、とても豊かで素敵な音楽経験になります。
音量だけでなく、激しい曲は赤ちゃんが疲れてしまう。
好きな曲のオルゴールver、無い場合はパパやママが歌ってあげよう
「良い音楽を選びたい」にこだわらない
赤ちゃんのことを想って「良い音楽を選びたい!」と、どうしてもこだわってしまう場合があります。
定番なジャンルだとクラシックがありますね。
赤ちゃんに良いクラシックとか、赤ちゃんが好きなクラシックとか、脳の発達に良いクラシックなどなど。
ただクラシックを日常的に聴いていないママやパパにとってクラシックはあまり楽しくない、敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。
他にも童謡や子守歌があります。
一般的には定番の曲がおすすめされていたりしますが、結局みなさん数の多さに迷ってしまいます。
同じ曲でもいろんなバージョンがありますね。
ピアノバージョン、バイオリンバージョン、オーケストラバージョン、オルゴール、男の人が歌うのか女の人の声などなど。赤ちゃんのための音楽、子どものための音楽というと、同じ曲のいろいろなバージョンがあります。
曲選びで悩むポイントをあげるとキリがないですが
- 寝る前?お昼寝前?に聴かせた方がいいの?
- それとも日中?遊んでいる時?
- 同じ曲を繰り返した方が良いの?
- いろいろな曲で沢山の刺激が脳の発達に良いの?
- 聞き流しは良くない?
情報があり過ぎるて迷うことだらけですね。
長年音楽教育に携わってきた私が今、心から実感する事。
それは「音楽は一生を通して楽しむもの」と言う事です。
その時聴きたい曲、歌いたいうた、ふれたい楽器を、その時の気持ちで、1人で、友だちと、家族で、今でしたらリモートで楽しむ。
好きな音楽を自由に楽しむのが音楽なんです。
そんな事、当たり前だと思いますよね。
しかし、まだ自分で選べない赤ちゃんに音楽を選ぶとなると、「この子にとって良い音楽を選びたい」と考え、たくさんの選択肢を考えて迷ってしまうママやパパが多くいらっしゃいます。
迷った時は、「赤ちゃんと楽しむ事の一つが音楽」だと思って選んでみましょう。
- ママやパパが好きな曲、聴いてリラックスできる曲、歌うと幸せになる曲を選ぼう
- 音量には気を付けて、赤ちゃんがビックリしない曲にしよう
- 良い音楽にこだわりすぎず、純粋に音楽を赤ちゃんと楽しもう